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P-8A ポセイドンの尾翼に書かれたペリカンはグレー色、嘴は黄色いので、これをハイイロペリカンとすれば、この鳥翼長は3メートルを超える大型の海鳥である。コウノトリの親戚にあたる種目で特徴の大きなくちばしは、白亜紀のプテラノドンをイメージしてしまうがどちらも同じく狩の名人でもあったはずだ。VP-45のペリカンの方は、潜水艦を狩る名人をイメージしてネーミングされたのであろう。元々アメリカ海軍は、このVP-45飛行隊を大西洋など東海岸を監視する部隊として扱ってきたので、P-3時代は日本で見ることが少ない飛行隊だった。2018年厚木の基地公開にも展示されたので、クルー共どもご紹介しよう。
この飛行隊のインシグニアは、現在ペリカンと潜望鏡などがデザインに組み込まれているが、当初は、部隊で作った原画を1943年ウォルト・ディズニーに提出し、彼のチェックを受け、彼の手が加わっているらしい。。ただ、その後デザインも多少変更されながら現在のものになっているそうだ。
P-8A ”LN-559” Bu.No.1685599. 2021/5 in Kadena AB
VP-45
↑ 雪景色の中、三沢基地に着陸するVP-45のP-8A/Bu.No.169548。スノー・レフレクションで下腹部まで光が回っている。
(2018)
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毎日飛んだ”LN-429”(P-8A/Bu.No.168429)。既に隊長機以外尾翼にはテールレターがあるだけのスタイルが定着してしまっている。2021/5
(2018)
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2023年1月10日撮影した三沢基地を離陸するVP-45のP-8A/Bu.No.169548。彼らは、2022年10月にVP-8"Tigers"と交代して三沢に配備されていた。この時の司令官機は、2021年の時とは違いP-8A/Bu.No.168855となっている。
VP-45の隊長機は、撮影行3日目に離陸したが、撮影はできなかった。LN-559/Bu.No.169559が隊長機であるが、”LN”のレターが細字となっていた。手前の機体は、”LA-551”(P-8A/Bu.No.169551)キツネのマークが入ったVP-5の所属だったが、すでに機体はVP-45に移管されたようである。
2023年1月11日撮影
↑ 上の嘉手納基地での写真が2021年5月であるから、約1年8か月が経過した2023年1月三沢でのVP-45 P-8Aの様子である。真冬の青森県らしい吹雪きの中をタキシーするP-8A/Bu.No,168848
チョコバーを付けたP-8Aは、嘉手納に3機。しかし、私の滞在した3日間で飛んだのは”996”(P-8A/Bu.No.168996)のみであった。チョコバー3機は全てVP-45が管理しているそうだ。
P-8A ”LN-434” Bu,No,168434. 2018/4/21
Wings
コロナ禍で暫く行けなかった嘉手納基地、P-3やP-8の部隊は今どうなっているのだろう。2021年5月漸く時間を作って嘉手納に赴いた。2021年夏、嘉手納からはすっかりP-3Cの姿は消えEP-3Eだけ。哨戒機部隊は全てP-8Aに取替わっていたが、常駐部隊はVP-5からVP-45に交代したばかりであった。↓